「安心」とルビを振れる唯一の服

パーカーが好きだ。
中学生ぐらい以降に自分で着る服を選ぶようになってからは必ずパーカーがスタメン入りしているし、今でも服を買う時はパーカーがファーストチョイスになりがちだ。何ならは、ちょっといいパーカーを自分の中での一張羅に位置づけている。この文章もパーカーを着た状態で書いている。

パーカーの魅力は主に次の3点だと思う。

・フード分の絶妙な重み
・フードによるブリンカー効果
・深いポケット

首に掛かる絶妙な重力は不思議に気持ちを落ち着かせてくれるし、フードをかぶれば不要な外界の情報をシャットダウンできる。腹部に付けられたポケットに手を突っ込めば自らの両手をつなぎながらお腹をさすることだってできる。これらの行為は確実にリラックス効果があるものだ。つまりパーカーは「安心」とルビを振れる唯一の服なのである。
おそらくこの先ジジイになってもパーカーを着ている気がするし、死装束は白のパーカーが良いとも思う。

できるならばパーカーのフード部分だけほしいと思うことすらあるのだが、試しにググってみたらあった。

https://www.fukulow.info/fashion-externalhood/

あるんだー実際、という気分になったが、こうやって見てみると全然いらねえな。
「パーカーが欲しい」という気持ちは「パーカーが欲しい」以上でも以下でもないようである。

「個性的なパーカーを着る人」と言われたら太陽の塔もそう見えやしないだろうか

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です